企業が行わなければならない業務の中には勤怠管理、給与管理、入退社管理、社会保険や福利厚生の管理など幅広い労務管理が存在します。　　　　

　しかし、これだけの業務量があるにも関わらず、利益に直に関係のない労務管理にかける時間は少なく抑えたい・・というのが企業の本音だと思います。

　そんなお悩みに対応しているのが「労務管理システム」です。給与管理システム、給与計算ソフトは既に多くの企業で使用されていると思いますが、労務管理システムではどのような事が出来るのでしょうか。

労務管理のシステムとは

　労務に関する事務全般を管理できるシステムの事を指し、主に以下のような機能が備わっております。

・入退社の手続き

　雇用契約書の作成・締結、社会保険、雇用保険、資格取得書類、扶養家族の報告など、入退社時に必要な情報を簡易的に報告

・従業員情報の管理

　マイナンバー情報、従業員の住所・電話番号の管理や変更、扶養家族の追加や削除など、従業員の情報の管理

・年末調整の手続き

　源泉徴収票、扶養控除申告書、保険料申告書など、年末調整に必要な書類の作成や提出

・帳票の作成

　上記の機能にて作成・管理している情報を基に、帳票の作成をし、必要であれば印刷も可能

　システムで管理する事により今まで紙ベースで提出していたものを電子申請できるようになるため、時間短縮・ペーパレス化・書類保管の手間を省くことが出来ます。

労務管理のシステムのメリット

1)書類のペーパレス化

　書類を使用した管理の場合、労務担当者は各従業員へ書類の配布、期限までに回収、記載項目の確認、場合によっては誤字脱字による再提出など大幅に時間を取られます。しかし電子化する事によってそれらの手間が省けるのはもちろん、使いやすいシステムを使用する事で労務担当者への質問時間の短縮、提出状況の確認、大量の個人情報をボタン1つで検索・発見することが出来ます。

　また担当者に対するメリットだけでなく、提出する側も端末を利用して外出・休暇中、いつでも出先から必要書類の提出が可能となります。

2)申請の電子化

　今まで書類申請を行う為に使用していた機関の窓口や役所での待ち時間、郵送の為の外出時間を大幅にカットする事が出来ます。また、万が一書類にミスがあっても再配達の必要なく、直ぐに修正を行う事ができ業務の効率性を上げる事が出来ます。

　尚、役所やハローワーク、年金事務所では電子申請の対応が可能となっておりますが、健康保険組合や労働保険事務組合での手続きでは利用できなくなっているので注意が必要です。

　労働管理システムを利用する事で事務作業全般が圧倒的に便利になり、業務の効率化が図れます。また近年では勤怠管理など他のシステムと連携できる労務管理システムも多く存在します。

　勤怠トラストでは出退勤など勤怠に関する管理は勿論、労務管理に対応する機能を順次追加予定となっております。現在の労務担当者の負担を減らし、効率化を考えられている企業様はぜひお問い合わせください。

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